東京言語研究所の認知科学関連の集中講義情報が発表されました。 http://www.tokyo-gengo.gr.jp/
一つは、池上高志さんと西村義樹さんによる「文法に反映される意識と無意識(仮題)」です。9月3日(土曜日)と4日(日曜日)に開講されます。
もう一つは、佐野哲也さんと杉崎鉱司さんによる「生成文法理論にもとづく第一言語獲得研究の諸問題」です。こちらは、10月1日(土曜日)と2日(日曜日)に開講されます。
同じ認知科学と言ってもかなり趣き(関心のあり方やアプローチの仕方)が異なるので、二つを受講すると、とてもよい勉強になると思います。
池上・西村組のほうはまだ詳細があきらかになっていませんので、なんとも言えませんが、佐野・杉崎組のほうは生成文法理論がその根幹に位置づける(第一)言語獲得に関して、なにがどこまで明らかになり、なにが今後の課題として残されているかなどについて、きちんとした整理を提示してくれるはずです。(生成文法理論にもとづく)第一言語獲得研究に関心のある方はもちろんのこと、生成文法理論全般、第二言語獲得、言語運用(産出と理解)などに関心のある方、トマセロ流の非生成文法理論系の言語獲得研究に共感を覚える方もぜひご参加ください。得るところがたくさんあると思います。
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