丸善カタログ「言語学の最前線 2010-2011」が完成しました。このカタログの巻頭にはCedric Boeckxの”The Revival of Biolinguistic Concerns: Prospects and Challenges”とわたくしの「生成文法研究のいま」という2つのエッセイが掲載されています。いずれも、このカタログのために書き下ろしたもので、生成文法研究の現状を鳥瞰するのに便利だと思います。
このカタログは丸善のサイトにpdfで掲載されていますので、興味のある方はぜひご利用ください。URLは以下のとおりです。
カタログですから、関連図書の情報を載っています。全体で250ページにもなる大きなもので、情報豊かです。関連分野の重要文献情報を得たり、読んでいない重要文献がないかどうかを確認したりするのにもとても便利です。
じつは、わたくし、10年ほど前にも、丸善に依頼されて、同様のカタログの巻頭にエッセイを寄稿したことがあります。こうして、10年経って、生成文法や関連分野の動きを振り返ってみるのも、なかなかおつなものだなあと思いました。なお、10年前は、Stephen Pinkerを丸善に紹介し、彼のエッセイも同時掲載されています。
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